【まさかの】入院していました
不本意ながら「出血性十二指腸潰瘍」とそれを原因とする「重度の貧血」のため、入院しております。
少し前から具合が悪いなー、とは思っていたのですがまさかこんな症状だったとは。
自覚症状を踏まえつつ、書いていきたいと思います。
1. 発覚まで (いくつかの自覚症状とともに)
話は遡り1/5 (月)、年末年始の9連休を謳歌した後の仕事始め。
年賀式を終えて事務所に戻ってくると朝イチまで居たはずのデスクの隣人がいない…
同僚に話を聞くと
「連休後半から具合悪くて、熱とかあったらしいよ。で、年賀式は無理して出てきたけどやっぱ体調悪いから、って帰った」
お、おう。まぁ自己管理は大切だよね。
1時間後… 事務所の電話が鳴るので取ったところ、隣人からの電話であり
帰った同僚「ごめん、インフル陽性だったw」
うおいwあかんやつじゃないっすか。朝イチ隣に居ましたよねw
そういやなんか寒気が…まぁ気のせいだろう。
潜伏期間(インフルエンザは3日)過ぎて問題なければ大丈夫だろう、なんて考えておりました。週末には一発目の出張が控えており、これは替えがきかないので自分まで倒れてはまずい。結局インフルエンザ自体に感染したわけじゃなかったんですけどね。
徐々に近付く週末、徐々に強くなる寒気・悪寒。
そして出張出発日(木曜日)となり…
モリモリ朝食をとり、トイレに入ろうと灯りのスイッチに手を伸ばした瞬間、
前触れもなくぶっ倒れました。
壁にもたれて体がずるずると落ちていった感触は覚えています。
慌てて駆け付けた妻に促されてリビングのソファに寝かされる。
冷や汗ダラダラ、体温が恐ろしく低かった、と妻談。これが自覚症状①でした。
頭痛はあるものの、なんとか体は動かせそうであったので、なんとか仕事へ。
だんだん強まる頭痛。移動の電車の中では吐き気に襲われたりも。
これが自覚症状②。
なんとか移動を終え、その日は取引先と会食。
正直何を食べても味を感じませんでした。座ってるだけで精いっぱいでした。
翌朝目覚めるも食欲はなく、便意を感じたのでトイレに。出てきたお通じが、
なんかどす黒い。そして、どろりとしている。
量はそんなに大した量ではなかったのですが、恐ろしく臭う…。
それになんだか屁もすっげぇ臭う。そして屁の回数が半端じゃない。(空気清浄器のセンサーも常時反応)
これが自覚症状③。
このお通じ系の症状は4日ほど続いて収まったのですが、頭痛・息切れはその後も続きました。(だいたい2週間ほど)
あまりに頭痛が続くので出張の翌週末に頭痛外来に診せたのですが、特段異常なしとの診断。まぁそりゃそうですよね、臓器系だったんですから脳外科じゃあわかるまい。ロキソニンくらいじゃ収まるはずがない。
さらに翌週、耐えかねて総合病院の内科にかかり、上のような自覚症状を伝えたところ、思いもよらぬ事実が露見したわけです。
2. 外来、即日入院(十二指腸潰瘍発覚)
内科医「胃カメラ、やりましょう」
自覚症状を伝えたところ、どうやら内臓からの出血を疑ったようで、
胃カメラを入れることに。まだ26なのに…ドックまでまだ10年弱あるのにこんなところで胃カメラをすることになるとは…とほほ。
そこの病院では喉に麻酔をして、口からカメラを入れるのですが、
もう思い出したくもない。えずきまくりでした。
ただ、胃カメラで見ると病状丸わかりなんですね。すぐわかったみたいです。
どうやら胃の出口付近にある十二指腸ってところに相当数の傷あとがあり、
そこから相当量の出欠があった模様。
そのためどえらい貧血状態にあり、血色素(ヘモグロビンのこと?)が常人の1/3しかないとのこと。そりゃあ脳が酸欠になるわけだ。それが原因の頭痛・動悸および息切れだったようです。
内科医「今すぐ入院しましょう。で、輸血です。」
ゆ、輸血かぁ。なんとか避けられないもんかなぁ、などと思っていたのですが。
内科医「やる・やらないを言ってる場合じゃありません。やらなきゃ死にます」
もう不可避。選択肢なし。やれやれ。
筆者「入院期間って…」
内科医「1・2週間くらいですかね」
筆者「ちなみに原因は…?」
内科医「十中八九、ストレスですかね」
そんなこんなで、
即日入院、断食がスタートしました。(月曜の昼食まで)
土曜午前の胃カメラのために金曜21時から飲食禁止だったので、
丸2日半程度の断食となりました。その間は輸血&点滴。
点滴のおかげで腹が減りすぎて死にそう、とまではなりませんでしたが、
ハングリー精神ではあったと思います。
月曜(入院3日目)朝イチで再度胃カメラを行い、経過良好とのことで禁食解除。
月曜昼食から流動食から再開となりました。
流動食は初めての経験だったのですが、こんなに酷いものだったんですねw
三分粥は本当にしんどかったです。
そして火曜日(入院4日目).
ん?
固形食キターーーーー!
何の前触れもなく火曜朝食から普通のお粥さん&固形食登場。
テンション上がりましたね。
朝食後主治医がやってきて、
主治医「回復が予想以上に早いから明日以降好きなタイミングで退院していいですよ」
早い!だって1・2週間って言ってたじゃんw
主治医「明日以降のいつがいいですか?」
筆者「明日で。」
そんなこんなで入院もドタバタなら退院もドタバタ、妻君もびっくりだったでしょうね。。晴れて本日退院して参りました。
今週いっぱいは自宅で静養するようにと主治医に言われたので、入院初日から足掛け9連休です。わーい。
でもコーヒー・紅茶、カレーとかキムチみたいな刺激物、あとお酒は当面禁止されちゃいました。コーヒー・カレー、大好きなんですけど…とほほ。
3. まとめ
とにかく今回身に染みて感じたのは、適切な病院にかかる必要があるということですね。やっぱり専門医じゃないとわからないことは多々ありますもの。
それと、十二指腸潰瘍の自覚症状について。個人差はあるかもしれませんが、
①失神 …おそらく動悸・息切れの延長線上だったのだと考えます
②激しい頭痛…血が足りず、酸素を運べなかったんですね
③黒色便…失われた血がこうやって出てきていたわけです、そして猛烈にくさい屁
そして原因はストレスとのことだったのですが、あんまり思い当たる節がない…
年始からアクセル踏みすぎた、ってことですかね。
それか、インフル感染を恐れるあまり、きりきりまいになっていたのか。
わからない…
とにもかくにも、健康第一ですね!
今後、同じような症状で病院に行くか行かないか迷っている方がいたならば、
尻を蹴飛ばしてでも病院に行くように促したいですね。
あとは生命保険入ってて良かったな、ってつくづく思っていますw
長くなりましたが、以上です。